古いIE(6~9)にCSS3を対応させる

サポートの切れたWindowsOSの標準ブラウザを無視し、モダンブラウザを対象にCSS3を記述するのであれば、下記の対応はいらないと思います。(2016年9月現在)
古いIEに対応する必要がある方は参考にしてみてください。

※2022 年 6 月 16 日(日本時間)までに、Internet Explorer のサポートが終了しました。
今後どこかの時点で、IE を起動しようとすると Microsoft Edge が起動するよう変更されるようですので、以下の内容は参考までに。

古いIE(Internet Explorer 6~9)でもCSS3のプロパティを反映させようと思った場合、『CSS3 PIE』というものを使います。
今のところ対応しているプロパティは少ない(角丸、グラデーション、ボックスの影など)ですが、使えないよりマシと思えば利用してみるのもいいと思います。

ダウンロードしてきたzipファイルを解凍し、『PIE.htc』をサーバーにアップロードします。
例えば、http://hogehoge.com/であれば、http://hogehoge.com/PIE.htc という位置にアップすればいいと思います。

例えば、角丸にしようとした場合、次のように記述します。

.kadomaru {
-moz-border-radius:10px;
-webkit-border-radius:10px;
border-radius:10px;
behavior: url("/PIE.htc");
}

上記のように最後の行にPIE.htcへのパスを指定します。この時、PIEファイルへのパスは絶対パスで指定するのが無難です。
例えば、http://hogehoge.com/PIE.htcにファイルがあるとすれば、url(“/PIE.htc”)と指定します。
※相対パスで指定できないこともないのですが、適用させたいファイル(htmlなど)からの相対パスで指定しなければならず、階層が変わるファイルから共通のCSSファイルを参照する場合は問題が起こるため、通常は絶対パスで記述します。